ゲーム好き小学生が“作る側”に変わる!
親子で始める超かんたんプログラミング入門
こんにちは、当ブログ管理人のエリコです。
「うちの子、今日も YouTube でゲーム実況を見てばかり……。将来のためにプログラミングも学ばせたいけど、私自身 PC が苦手で何から始めればいいのかわからない」。
もしあなたがそんなモヤモヤを抱えているなら、この記事はまさにあなたのために書きました。
本記事でわかること
- ゲーム制作が“遊び”を“学び”に変える理由
- Scratch と UEFN、わが家ならどっち?という判断基準
- PC が苦手な親でも回せる“親子学習サイクル”の作り方
- AI を味方にして、つまずきを楽しい発見に変えるコツ
読み終わるころには、「よし、今夜さっそくインストールしてみよう」と思えるはずです。肩の力を抜いて読んでみてくださいね。
1. なぜ“ゲーム制作”が最短ルートなの?
お子さんがゲームに夢中になる姿を見て、「ただの消費で終わってしまうのはもったいない」と感じたことはありませんか?
ゲームを“遊ぶ側”から“作る側”へひっくり返すと、子どもたちは一気にクリエイターの目線を手に入れます。キャラクターを動かすためには「もし●●だったら▼▼する」という論理的思考が欠かせませんし、ステージをデザインするには創造力がフル稼働します。
しかも、ミスしてもゲームが“バグって”笑いが起こるだけ。失敗が挫折ではなくネタになるので、子どもはもっと試したくなるんです。ここが、ドリル学習やワークブックと決定的に違うところ。
2. わが家は Scratch? それとも UEFN?
「具体的に何を使えばいいの?」と迷ったら、まずはお子さんの年齢と興味を軸に考えてみましょう。
- 低学年〜完全初心者
→ ブロックを積み木のようにつなげる Scratch が安心。5 分でインストールできます。 - ゲームそのものが大好き・高学年
→ フォートナイト公式のゲーム制作ツール UEFN で 3D 空間を丸ごと作る体験を。最初のセットアップに 30 分ほどかかるものの、「本物のクリエイターみたい!」と目を輝かせるはずです。
どちらを選んでも目的は同じ。“動いた瞬間の感動”を親子で共有すること。それだけで学びのスイッチが入ります。
3. 親子で始める 4 ステップ
STEP 1|環境づくりは“子ども司令塔”方式で
インストール作業は大人が全部やる、と思い込んでいませんか?
実はここから学びは始まっています。
子どもに公式サイトの手順を読んでもらい、「次は何をクリックすればいい?」と質問役に回ってもらいましょう。自分で指示を出すことで、IT 用語も自然と頭に残ります。
STEP 2|“最初の 10 分”で感動体験を
Scratch ならネコをジャンプさせるだけ、UEFN なら宝箱を配置して開くアニメーションを付けるだけ。
つつましいゴールで構いません。重要なのは 「動いた!」と声を上げること。ここで高いハードルを設定すると、せっかくのやる気がしぼんでしまいます。
STEP 3|親は“発表会係”に徹する
作品が動いたら、すかさずスマホで画面を撮影し、家族 LINE や祖父母にシェアしてみてください。
外からの「すごいね!」が子どもにとって何よりのご褒美。プレゼンをするたびに、自分のアイデアを言葉にする練習にもなります。
STEP 4|週 1 回だけ改良タイム
平日はアイデアをメモ、週末に 30 分だけ改良──。
「また次も改善したい!」という小さな火種を絶やさない工夫です。制作と娯楽のバランスを、親子で相談しながら決めていきましょう。
4. PC が苦手な親でもできる“伴走術”
- 質問返しで思考を深掘り
「どこで止まった?」「別の方法はあるかな?」と問いを返すだけで、子どもは自分の考えを整理し始めます。 - タイマーで集中と休憩を見える化
25 分制作→5 分休憩のポモドーロ法を採用すると、ダラダラ遊びが激減。 - AI を“先生”にする姿を見せる
親が ChatGPT に「Scratch スコアカウントのバグ」と打ち込む姿を見せると、「わからないときは AI に聞けばいい」というリサーチスキルが自然と身につきます。
5. つまずきを楽しい発見に変える AI 活用例
- ChatGPT に「宝箱を開けるとコインが増えるスクリプトを作って」と相談
- Midjourney / DALL·E でオリジナルアイテムの画像を生成
- Copilot in UEFN で Verse コードの補完機能を使い、エラーを瞬時に解決
「AI は宿題をサクッと終わらせる道具」ではなく、「一緒に試行錯誤してくれる相棒」として扱う姿勢が大切です。
6. よくある質問
- Q. 古いノート PC でもできますか?
- Scratch なら OK。UEFN はゲーミング PC(RTX 3050 以上)が理想ですが、まずは動かしてみてから考えましょう。
- Q. プログラミング学習とただのゲームをどう線引き?
- 制作時間はタイマー、プレイ時間は砂時計など、道具を変えて可視化 すると子どもも納得しやすいですよ。
- Q. 塾やオンライン講座は必要?
- 自宅での“自作→発表”サイクルが 1〜2 か月続けば、学外レッスンの効果は何倍にも跳ね上がります。
7. まとめ:今夜、10 分だけ一緒に“動かして”みませんか?
ゲームは決して時間泥棒ではありません。
「遊ぶ側」から「作る側」へ立場を変える だけで、論理的思考も創造力も AI リテラシーも、一気に育つ可能性を秘めています。
PC が苦手でも大丈夫。親の役目はあくまで “伴走者” ――成果を一緒に喜び、質問を投げかけ、次のチャレンジを後押しすることです。
画面の向こう側にいるお子さんは、きっとあなたが差し出す「最初の 10 分」を待っています。
さあ、今日から “ゲームクリエイター親子” の第一歩を踏み出しましょう!
次のアクション
- Scratch または UEFN をダウンロード
- 今夜 10 分だけ、親子でキャラクターを動かしてみる
- 完成したらスクショを撮って、家族にシェアする
「やってみたよ!」の報告はぜひ @TaE_BGL まで。あなたとお子さんの作品を楽しみにしています。
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